「真実の解明」を妨害したのは誰だ
明日、どういう判決になっても、社会が冷静に真剣に受け取り、きちんと理解して、よりよい社会を構築するための一歩にするよう努力すべきと思います。
と言う言葉も虚しい、弁護団のコメント。
一番「冷静に真剣に受け取る」べきなのは、策に溺れたこの弁護団ではないだろうか?
上告審の途中まで認めていた行為が、弁護士が交代した途端に180度替わってしまったというのは、前回の弁護士と今回の弁護士のどちらかが嘘をついていたことになる。そしてそんな行為は裁判への妨害行為に他ならないだろう。
今回の21名の弁護団が一番最初に批判しなければいけないのは「無期懲役を期待した当時の弁護人」だろう。
差し戻し控訴審は昨年5月に始まった。元少年側は二審までは起訴事実を認めていたが、最高裁が05年12月に弁論期日を指定し、二審の無期懲役判決を見直す可能性が高まった後に新しい弁護人がつき、主張を変えた。新弁護団は元少年側が起訴事実を争っていなかったのは、検察官から「強姦目的を認めないと死刑の公算が大きい」と自供を誘導されたほか、無期懲役を期待した当時の弁護人の方針だったとしていた。
「今回の弁護は死刑廃止運動とは無関係」という主張も、判決後の記者会見で自ら否定しているに等しい発言も出ている。
安田弁護士「彼の事件は厳罰化のために使われたといってもいい。最高裁は、3年半寝かした末、裁判長がやめる間際になって判決を出して、やむを得ないときだけ死刑は許されるという従来の判決をひっくり返した。(今回の判決で)凶悪な事件は原則として死刑なんだ、死刑を回避するためにはそれなりの合理性と正当性がなければならないと、立証責任を転換してしまった。『無罪推定の原則』とか『疑わしきは被告人の利益』といった哲学にまったく反している」
ここで安田弁護士が問題視しているのは「死刑判決」であって「傷害致死が認められなかった」ではない。
もし弁護団が当初言っていたような観点からの弁護であれば、出された刑以前の事実認定への批判だけで十分であり、またそれに徹底すべきである。
悔しさの余りに本音が出たと見るべきなんだろう。
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