有馬記念の位置づけ
どこまで行っても競走馬はオーナーの持ち物だし、「ファン」と言っても直接の利害関係者ではないし。
>「有名馬はオーナーだけの物では無い」と言うのも勝手な言い草だと思うよ。
「ドリームレース有馬記念」と言っても、距離体系がここまで細分化された現状で「芝2500m」と言う設定は、「最強決定戦」では無いし。
ディープの引退の時にも「まだ早い」とか外野がうるさかったけど、3年程度の競走生活以上に長い「競走」を生きていく必要があるんだから、そこは仕方ないんじゃないのか?
現オーナーの「距離不安」に、「2200mも2400mも勝った馬だ」というわかったようなわかんないような台詞を書いている人もいるけど、バクシンオーみたいに「1400mまでは最強だけどそれを越えると・・・・」という例もあるしな。
優勝したアドマイヤムーン(牡4、栗東・松田博)の馬主であるダーレー・ジャパン・ファームの高橋力代表に、笑顔はなかった。「責任を果たせたという気持ちが第一です」。静かな語り口が、これまでの重圧の大きさを感じさせた。この夏、アドマイヤムーンは40億円で近藤利一氏から移籍。来年からは北海道日高町のダーレー・ジャパン・スタリオンコンプレックスで、500万円の種付け料で種牡馬となることが決まっている。送り出す立場として天皇賞(秋)に続く敗戦だけは許されなかった。
その天皇賞では、不利を受けて6着に敗れた。引退の話も出たが、悩んだ末にJC出走を決めた。「このままではムーンのインパクトは宝塚記念で止まる。秋に結果を残すのとそうでないとでは、生産者の反応も違う」。種牡馬としての将来を考えると、不完全燃焼の天皇賞をラストランにはできなかった。
管理する松田博師と話し合い、最終的に東京の良馬場なら距離はギリギリ持つと判断した。まさに、その通りの結果だった。「私の思惑と希望と意地をスタッフが理解し、2400メートルを克服してくれた」。今月1日、兼務していたダーレー・ジャパン会長、ダーレー・ジャパン・レーシング取締役を突然、解任された。自らの周囲は慌ただしかったが、馬とスタッフは最高の仕事をしてくれた。
有馬記念は使わずに、このままターフを去る。今度は決断に迷うことはなかった。「12月の中山は馬場が乾いていないし、距離も延びる。心の中のどこかに心配があって、使いたくはない」。この日の勝利を手土産に引退するのが最高のタイミング。種牡馬としての成功を最優先させたプロの決断だった
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