2007/9/28 金曜日

業界用語と一般用語

Filed under: 時事 — clash @ 11:01:06

この問題については当事者(該当裁判の原告・被告)及び業界関係者(法曹)のBlogを読んでいたのですが、敢えてスルーしているのか、それとも気づいていないのか、弁護士がよく使う「正義」という言葉の問題が根底にあると感じている。
一般的に「正義」とは「正しい事」であり、言い換えれば「絶対的に肯定されるべき正しい価値観」を意味する言葉であると思うのだが、法律用語として出てくる場合は、ずれが生じてきて、「実現されるべき法的利益」という意味を含んでいる場合が多い。
この言語感覚の違いを放置したまま「俺たちが非難されているのは一般民衆が無知で、刑事裁判に対する理解がないからだ」と反論するのは、共感を得るどころか、さらに状況を悪化させるだけの対応だろう。
さらに言えば、被告人を有利にしようとする主張を法廷内で行うことは弁護士の業務としては当然なんだけど、何の効果を狙ってか、光市の事件の弁護団は、毎回裁判後に記者会見を行って、世間に対してアピールしている。
そうすると、矢部弁護士の言うような「弁護士の業務として世論を気にする必要は無い」というような主張は、少なくともこの弁護団には当てはまらないのでないだろうか?

弁護士ガチンコ勝負「今枝VS橋下」 光市事件懲戒請求訴訟

山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われた男性被告(26)=事件当時(18)=の弁護団に対する懲戒請求をテレビ番組で呼びかけ、弁護士業務を妨害したとして、今枝仁弁護士ら弁護団のメンバー4人=いずれも広島弁護士会=が橋下徹弁護士=大阪弁護士会=に1人当たり300万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が27日午後、広島地裁(橋本良成裁判長)で開かれる。
 双方とも訴状や答弁書などをインターネット上で公開。口頭弁論でも同旨の主張が行われるとみられ、弁護士が懲戒請求をめぐり弁護士を訴えるという異例の訴訟は、全面対決の構図が展開されることになる。

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