また中途半端な自己検証
もしかして「自己検証」という不定期連載でも始めたのだろうか。
信頼される報道のために 検証・虚偽メモ問題
総選挙をめぐる新党結成の動きの中で、朝日新聞社は長野総局のN記者(28)=懲戒解雇処分=が取材しないで虚偽のメモを作り、それに基づく誤った記事を掲載しました。どのような経緯で虚偽メモは作られ、なぜ紙面に掲載されるのを防ぐことができなかったのか。取材現場の実態や問題点を再点検し、今後の対応策を検討するため、朝日新聞社は「信頼される報道のために」委員会を設置しました。その委員会の検証結果を報告します。(09/15)
長々と書いているが、以前の「NHK番組改変問題、改めて報告します」と同じ。「なぜメモを捏造したのか」も「なぜチェックされないまま記事化されたのか」も結論が出されないまま「わしらも調査したから、これで問題はクローズしてよ」と書いているばかりである。
「なぜメモを捏造したのか」については個人の行動に機縁しているとなればその本人が自覚しない限りは確かに立証できない事項であろう。
しかし「総局長に対して取り繕う気持ちがあった」「メモがそのまま使われるとは思わなかった」。検証では、動機に触れてN記者はこうも話しましたが、はっきりした言葉をなお見つけられないという様子でした。」
なんて文章を書く位なら調査を続けるべきだろう。
さらにチェック機能の不全について検証者はこう書いている。
虚偽メモを使って誤った記事が掲載されるのを、なぜ防ぐことができなかったのか。いくつものミスが重なっていましたが、メールだけのやりとりに終わり、取材現場での言葉によるコミュニケーション不足が虚報につながった最大の原因と思えます。
「コミュニケーション不足」って、小さなプロジェクトの仕様漏れの反省会をしているわけじゃあるまいに、防げなかった最大の原因は、取材をしていない人間(政治部記者)が、メモを丸写しで原稿を書いたこと。
メモを捏造した記者も捏造記者だが、自分の足で確認していないこの記事を書いた政治部記者こそが本当の「捏造記者」だろう。
TrackBack URI : http://blog.clash-j.net/archives/171/trackback
Comments/trackback (1)
